WordPressを高速化するテクニック
特集

WordPressを高速化するテクニック 低スペックサーバーでもサクサク動作

WordPressを高速化するテクニックを紹介したいと思います。

世界で普及しているCMS、WordPress(ワードプレス)ですが、数々のプラグインを導入することにより動作が重くなってしまうことがあります。
とくに公式プラグインでもあるJetpackは重たいプラグインの1つでもあります。
しかし便利なプラグインは導入しないわけにもいかず、どうしたらいいものか……。そう毎日運営管理者は悩まされていることでしょう。

そんなわけで今回はWordPressを高速化するテクニックを紹介したいと思います。

CDNとはコンテンツデリバリネットワークの略。CDN業者が提供するエッジサーバー(いわゆるキャッシュ)経由で配信を行うことにより、表示の高速化やサーバーへの負荷を軽減させるというものです。
中でも最も有名なのはCloudflare(クラウドフレア)というサービスです。他にも大手ではGoogleやAmazonもCDNサービスを提供しています。Cloudflareは非常に安価で月2000~ほどで使うことができます。

主なCDNサービス
Cloudflare
Amazon CloudFront
Google Cloud CDN

WordPressの記事には数多くの画像が使われることがあります。その画像は蓄積され、WordPressへの負荷へ繋がることにもなります。過去の参照が減っている画像を圧縮するのもの1つ策です。しかし1つずつ手動でやっていたのでは何時間かかるのかわかりません。そんなときに便利なのが「EWWW Image Optimizer」というプラグインです。これを導入するとJPEG、PING、GIF、PDFなどそれぞれ最適化を行ってくれます。

ページを閲覧していると、読み込んだページから徐々に画像が読み込まれるウェブサイトを見たことがあると思います。そういったのを「Lazyload(レイジーロード)」といいます。これは画像遅延読み込みJavaScriptですがこれを手軽にやってくれるのが「Native Lazyload」というWordPressプラグインです。提供しているのはあのGoogleです。「Lazyload」プラグインは他にも数多くありますが、相性が悪かったり不具合があったりしますが、この「Native Lazyload」は安定しています。

サイトをキャッシュさせる方法もあります。それが「WP Super Cache」というプラグインです。こちらはWordPress公式プラグインですので非常に安定しています。プラグインを導入したら「キャッシング利用」を選ぶだけでウェブサイトのキャッシュが開始されます。

ここまで高速化してみたら今度はどの程度パフォーマンスが上がっているか測定してみましょう。
「Page Speed Insights」というサイトに行きURLを入力するだけでモバイルとデスクトップのパフォーマンスが計測可能です。
そのほか下の方に「使用しないCSSの削除」、「テキスト圧縮の有効化」、「効率的な画像フォーマット」、「適切なサイズの画像」などの詳細な項目が表示されます。これを参考にまだパフォーマンス不足な箇所などを把握し改善に取り組むと良いでしょう。

総合パフォーマンスで80点行けば良い方です。90点行けばかなりの良い方です。逆に50点以下は改善する箇所がかなりあるということになります。

Page Speed Insights

そのほかにもNginx(エンジンエックス)FastCGIを導入するなどの方法でかなり高速化が図れますが、サーバー知識に熟知している人でないと困難なテクニックです。今回はとりあえず上記に挙げた方法でどの程度高速化できるか試してみてください。

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